11/3
のんびり寝て昼起床。そのまま昼寝を挟みつつブログを執筆した。半分くらい書き上がったところで、ブログで書こうとしている結論がどうやっても覆らないことに気づいた。そのためこのネタはボツかな。供養しておくのでよろしければご覧ください。
【下書きプレビュー】 ふるさと納税って実際どれくらいお得なの? 計算してみよう - BsBsこうしょう
その後は、なんとなくポッドキャストを撮ろうかな〜という気分になったので、ポッドキャストを撮るための準備をしていた。背景がないと寂しいよね〜と思いながらコネコネしていたら1曲出来上がった。地味に就職して以降曲を完成させたのは初めてである。
で、いろいろ準備できて後は撮るだけ!ってなったところで、気持ちが萎えてしまった。やるからには抜けや漏れがないようにして喋りたいが、それをするにはあまりにも準備時間が不足している。しかし、十分な準備をしようとすると、台本を書くことになるのでこれまたやる気が出ない。こういうシチュエーションで大事なのは、完璧主義に陥らずエイヤで取り組むことだが、なかなか上手くいかない結果になった。何となく話したいことはまとめたので、後は撮るだけではある。
そういったことをしていたのと、RTAinJapanの動画を見たりしていたら、ピアノを弾く時間がなくなった。来週以降自分も配信を再開すべきかも。視聴者いないけど。
11/4
朝早く起床し、大阪に向かう。冬の分の服の買い出しと、観光である。
難波に入り、黒門市場のおいでで朝ごはん。最近サンドウィッチにハマりつつあるが、実は大阪のたまごサンドは分厚いだし巻きを挟んだ独特のものなのだ。地味な大阪名物のひとつとして知られており、おいではその代表格のような店である。
そういう店なので混雑を覚悟していたが、ちょうど一陣を売り切ったところであり、お客さんがハケた状態での来店となった。ちょうどよくサンドウィッチが出来上がり、うまいタイミングで食べることができた。
たまごサンドが名物と聞いていたが、薄いたまご焼きが挟んであるサラダのサンドウィッチと、手作りのカツに隠し味のカラシがよく合うカツサンドがめちゃくちゃおいしくてびっくりした。逆に、たまごサンドはたまごマヨのよく知られているやつの方が好みだった。ただここは営業が早いので、大阪観光の新定番にしてもいいかもしれない。もはや悪名高いまである観光地の黒門市場にしたら、比較的人がいない方である。店内飲食の場合、飲み物はちょっと高いけど。
その後は服を見て回った。秋冬物の普段遣いできるアイテムを中心に。最初は全店回るつもりだったが、最初に入った2、3店舗で値段の高さにひっくり返ったので、諦めて夏と同じ店を回ることにした。金額で悩むなら、悩む店は少ない方が良い。店員に顔を覚えられていた。特徴的なファッションらしい。まあね。
結局コートも含めてどっさりと買い込み、会計はかなりのものになった。冬物だし、多少高いのは仕方がない。これで3年、いや2年は頑張るのだから安い投資だろう。同時に、今年の服の買い物は終わり。楽しいけど、金が飛んで大変。手取り2倍にして欲しい。
夏物を見たときはバラエティ豊かに感じたメンズも、冬物になるとだいぶ落ち着くというか、変化に乏しいものが増えるように感じた。今回は最初からかなり妥協したが、きちんと選べば相当苦労するだろう。
遅めのお昼ごはん。カレー食堂マッハでカレー。シャバシャバのカレーを二種盛り放題の店。気になっていたので、行けてよかった。ポークカレーとハヤシライスの日だった。ポークカレーは酸味のあるスパイスが大変よく効いたスパイスカレーに仕上がっていた。肉や具もしっかり入っていた。驚いたのはハヤシライスの方で、チーズでも入ってるんちゃうかというほどのはちゃめちゃなコクのあるルーで、めちゃおいしかった。また行きたいし、リーズナブルなのでもう難波来たとき全部これでいい気がする。
その後、重い服を抱えながら電車の待ち時間でゲームをした。ドラマニの雑踏、僕らの街、めちゃくちゃいい譜面です。ぜひ。ドラム、6.0がなんとかなるくらいまではやりてぇという気持ちがあるものの、手がよわよわなのと田舎にはなくなかなか遊べる場所がないので困った。
厳密には違法ゲーミング動画ですが上がってないので。動画はEXTREMEですが、ADVANCEDやってました。どちらも雰囲気が出てていい譜面。
電車の待ち時間で逃した細々とした買い物。洗濯ネット買い忘れ。
1日で何時間も移動していたらやっぱりそれなりに疲れるようで、帰宅後は何もできなかった。最近疲れているときにフロスをしない悪癖がついている。何とかせねば。
11/5
昼頃、注文した楽譜が届いたとの知らせを受けた。
帰宅後、さっそく楽譜を触って遊んだ。ちょっと今弾いている曲があるため本格的にやるのは相当先になりそうだが、初見で何曲か触った。楽譜に対して演奏者ができる最大の賛辞は、その楽譜を(どんな形であれ)演奏することだと信じている。初見なので普通に下手なわけだが、拒絶されなかったのでよかった。
急いでご飯をかき込んだ後、本番のピアノの練習に入った。目覚ましい成長を見せた先週とはうって異なり、今週は結構安定化に苦労しそうな予感。最難関と見込んでいた第四楽章は大丈夫そうだが、第一楽章がかなり怪しい。今週末までに合わせられるように頑張りたい。
これで練習が終わらないのがつらいところで、ヘロヘロになりながらさらにゴドフスキーをドン。これも今週何とかある程度戻して録音したい。今日はやや特殊だったが、明日からはもう少しゆとりができるはずだ。
ここまでやって、まだ1日でやるタスクが消化しきれていないのが怖い。しかし、体力の限界だったため就寝した。つらいが、今週はこうやるしかない。
11/6
昼休みを使って昨日のやり残しを終わらせた。
帰宅後、ピアノの練習を日課の分だけこなした後、寒くなってきたので震えていた。明日から防寒装備引き上げと、暖房の使用を検討する。
11/7
防寒装備はしっかりしたが、寝落ちしてしまった。ダメすぎる私…。
これにより今週の収録はほぼ絶望的に。
11/8
午後休を取ったが、昼寝をしてしまった。弾くとどんどん悪くなっていく感覚があり、絶望したので早めに移動を開始した。
11/9
レッスンの日。何回も言うがチームワークが非常に大事な曲なので、いくらスタントプレーを極めても十分な練度で合わせないと意味がない。今回はお互いに時間的余裕があり譜読みは終わらせていたので、合わせに苦労しそうなところを洗い出して縦の合わせ方を決めていた。
午後から演奏会を見に行った。珍しい曲ばかり扱う気骨のある会で、それだけで興味があっただけでなくゴドフスキーのジャワ組曲まで聞けるのだから行かない理由はなかった。
珍曲ということで現代音楽中心なのかな、と思っていたが、ロマン様式のものも多数あった。ビエイラの「人間革命の歌」によるパラフレーズは、元ネタが元ネタな分、実に日本的な唱歌風のパラフレーズになっていて良かった。しかしながら、彰晃マーチと比べたらかなり音楽的に優れているのは確かとはいえ、民謡などのパラフレーズと比較して、どうして宗教色が混じるとこうなってしまうのだろうか、という思いはある。
原明弘さんの四季。日本近代と現代の間のような音楽で、聞きやすさがありつつも安っぽさのない見事な曲だった。作曲者本人がいらしており、60歳から作曲を始めてここまでの曲を書き上げるものだから本当にすごい。他の作品もぜひ知りたいが、アマチュアのためあまり上がってなさそう?
シルヴェストロフ。この発表会の核をなす発表であり、この発表の敷居を引き上げた元凶でもある。僕はウクライナ音楽については全くの門外漢だが、この日はウクライナの作曲家がフィーチャーされる機会が多く、ウクライナの文化的成熟ぶりをよく知ることのできる会だった。ただ、まだ経験が足りなく、これぞウクライナらしさ、という特徴をつかむには至っていない。シルヴェストロフのソナタは古典の様式をそのまま現代音楽に拡張した、そういった雰囲気を感じた(僕の理解では、そういったムーブメントが新古典派である)。現代音楽の書法でフーガを書くと面白いのではないかなどとは考えはしたが、そういったことを実際にやっていてよかった(ただ曲のつながりが明朗でなかったためよく分からなかった、反省)。
クラーメルのクレドはジャズ感は確かにあったが、グルーヴには正直結構な違和感があった。カプースチンと同期であり、カプースチンの影響を受けていない、違ったジャズを志向する方向性が読み取れる。後は作曲家から曲を直接買うとか、ある意味お互い様だがマジでどうやって情報収集してるんだ、となる。
ゴドフスキーのジャワ組曲。自分ではいくつか弾いてきたが、実際のところ人が弾いているのを見るのは初めてだった。生涯の願いをひとつ叶えることができた。大変な曲なのは誰よりも理解している自信があるので、本当にありがとうございます。僕が弾いてる時もこう聞こえていたのかなぁと思い返しながら聞いていました。その一方、僕はかなり(批判的な意味合いで)現代的なピアニストであるということを念頭においた上で、僕の解釈とはかなり違っている部分のある演奏で、その意味でも興味深かった。ゴドフスキーはユダヤ人ヴィルトゥオーゾ信仰が最も強い時期のピアニストだから、時代的背景を考慮するとあのような演奏をゴドフスキーはしていたのかもしれない(メカニカル至上主義でないことも共通する)。ただ、ガムランはリズムがかなりはっきりした音楽であることを念頭に置くと、個人的にはインテンポで弾いた方がそれらしくなりそうな気もする(そうすると本当にメカニカル的な視点で難しくなることは承知の上で)。
その後の懇親会にも参加した。両隣が作曲家の先生とプロのピアニストで大変だった。ものすごいマニアックな話を5時間も6時間もしていてほぼ聞き役に回っていた。かなりマイナーなところの作曲家まで詳しく、主要な作曲家は(ピアノ作品に限らず)全曲そらんじることができて当たり前。そういう空間だった。興味深い話をいくつも聞くことができたし、また自分の浅さを思い知った時間でもあったが、自分があの場で対等になりたいかというと違う気がする。もっと違うところで強みを活かしたい。ただ、フランス音楽好きとしては、6人組くらいはしっかり聞いておかないとな。