BsBsこうしょう

これは考えたことではなく思ったことです。

振り返り会開催者の手引き

先日豊中と吹田で開きましたAtCoder Beginner Contest126振り返り会は吹田8人、豊中5人の集まりとなりました。こぢんまりとはしていますが、滑り出しとしては上々です。

定期開催を目論んでいるので、開催の手順と現在発生している問題についてまとめておきたいと思います。

手順(要約)

  1. コンテスト直後、主催者が講師に打診し日にちを決める。同時に開催場所の選定を行う

  2. SNS上で参加者の確認を行い、時間を決める。時間の仮決めは開催2日前までに行う。

  3. 当日、適切な場所取りを行い(変更がある場合は通知する)開催する。

  4. 後は流れで

手順(備考)

1. 開催日の決定

同じ曜日になる可能性が高いが、念のため確認を行う。時間は大まかに決めてしまえば1時間程度の幅を持って調整できるので日にちを最優先で決める。講師役は現AtCoderレート1500以上かつ参加者に限定する。講師役を確保できない場合はどちらかの開催を諦める。諦める場所は講師の予定を見て決める。

講師と主催者は分離すること。

2. 時間の決定

時間の決定は早期に行うことが望ましい。可能ならば時間も固定するべきだが、それは現実的ではない。とはいえ開催に適す時間は2*3通りしか存在しない。

A. 豊中と吹田で分離して開催する

移動時間の制限を考える必要がないので開始時間は4限後と5限後の2択。すなわち16:30と18:10のどちらか。終了は開催施設の営業時間に影響されるが遅くとも20:00。

B. 豊中だけで開催する

Aと同じく4限後と5限後の2択だが、吹田からの移動時間があるのでその分を加算する。すなわち17:20と19:00のどちらか。終了時間がやや厳しく、5限後開催の場合は確実に帰りのバスを捨てることになる。4限後開催の場合でもバスを捨てない場合19:40解散。

2019/05/25 追記

終了時間の訂正を行いました。nadareさんありがとうございます。

C. 吹田だけで開催する

Aと同じく4限後と5限後の2択だが、Bとは逆に豊中からの移動時間があるのでその分を加算する。すなわち17:30と19:10のどちらか。こちらも終了時間が厳しく、5限後開催の場合は確実に帰りのバスを捨てることになる4限後開催の場合でもバスを捨てない場合18:30解散。どちらにせよあまり現実的な選択肢ではないので、このパターンの場合はまずバスを捨てることになる。

3. 場所取り

主催者は開催時間の数時間前に会場の下見を行い、当日予約がある等アクシデントがないかを確認する。トラブルを回避するために、あらかじめ2箇所会場を見繕っておくと安定させやすい。また開催時間の少し前に場所取りを行う。この作業は代理を立てても良い。開催場所が確定した場合は適切な方法で告知を行う。

4. 開催

参加者のレベルは必ず確認し、実力の低い参加者に配慮するようにする(途中退席可能な雰囲気を作るのも大事)。また、分離して開催する場合双方の別解や類題が出てきた場合に共有する環境を整えたい。

……できればオープンスペースで開催したい。

現状の問題

講師の不足

実は現在講師の資格を有する競プロerは4, 5人しかいない。毎回会場を分けられることが理想なのは言うまでもないが、講師の負担が非常に重くなってしまうという問題点が存在する。合理的な解決法としては交代で開催することなどが考えられるが、今後の運用を以て対処法を練りたい。

ちなみにどちらかでしか開催できないという制約のもとで、どちらの会場で開催すべきかは、BとCの違いにより豊中に軍配が上がる。

毎回参加できない参加希望者が発生する

予定は早くに決めたほうが自明に簡潔だが、主に講師の都合で必ず開催できない曜日が出てくる。最初のうちは開催できる曜日を順番に取るのがいいかもしれない。

長期休暇中の開催

長期休暇中にはバスを含めた学内のほとんどの設備が停止するほか、下宿生は規制するため参加者の減少が見込まれる。休止するか、代替策を考えておく必要がある。腹案はあるにはあるが、あまりやるメリットが感じられない。

解説の不備

まだ2回しか行っていないが、「DPのお気持ちになる」「DFSは慣れ」等の身も蓋もない迷言がすでに散見される。この部分を理解しやすくするためにギリギリ通せるレベルの人による基本的なデータ構造/アルゴリズムの実装方針に関する解説をする時間があるとよいかもしれない(上級者は無自覚に天才解法をやるため)。これは解説する人にとってもいい練習になるはずだ。逆にeditorialにあるような厳密な証明については上級者の出番となる。

もちろん毎度そのレベルの人が都合よく来るわけではないのでこのあたりはケースバイケースの対応となる。初心者が臆せず質問できるような空気を作る(要するにバンバンclarを投げる)のも主催者の役割だろう。

今後について

まずは現在の体制で軌道に乗せる。ABCについては原則開催、ARCについてはどこまでやるかを相談の上開催、AGCは……私はやる気ないです。

その上で(振り返りとは直接関係しなくても良い)バチャコンを開き、過去問を中心とした話題作りや面白い精進の問題集ができるような企画を開催してみたいと思っている。これについては、みんなめちゃくちゃ精進しているので難しいかもしれない。とにかく安定した開催を目標に、可能ならば時間と曜日も固定したい