今週はショーロウィーク。
Choro
ショーロ(Choro) とは、ブラジル音楽の一形態。ジャズのブラジル版という感じらしいのだが、どうやらジャズより歴史があるとかないとか。
木管とアコースティックの撥弦楽器が主体で金管が登場しないので、全体的に音が柔らかく温かみがあるのが特徴。それでいてアップテンポでノリノリで聞けて作業用BGMにはぴったりだと感じた。Chill系のガムランに対して、同じChillなんだろうけど陽気な落ち着きがある音楽だ。
(ジャズ由来ではないが)ジャズっぽい複雑な和声もあったりして、分析的に聞く方法でも楽しめる、待ちの広い音楽と感じた。
撥弦楽器は全く門外漢なので間違っているかもしれないが、ノリノリのバッキングを奏でているのが「カヴァキーニョ」と「バンドリン」だ。バンドリンはマンドリンと非常によく似た楽器で非常に紛らわしい*1。カヴァキーニョは小型の楽器なので高音域を、バンドリンは幅広い音域を持つがこの曲では低音域を担当している。
ブラジル感があるからとかではないのではないのだが、ノリやすいというか、思わず混ざりたくなってしまうような魅惑にあふれた音楽だと思う。こんなアンサンブルをしてみたいものだが、ジャズの文脈はからきしでな……即興が下手。
これは多分バンドリン2つ(とパーカス)の曲。リズムが心地いい。アジア人の感覚だとこういうのはピアノでやってしまいがちだから、弦楽器でやるとまた新しい感覚に出会える。
ショーロクラブ
ショーロクラブは、ショーロを演奏する日本人の3人組ユニット。テレビアニメ『ARIA』*2 の劇判を担当したことで有名なようで、調べたらARIAのBGMがたくさん出てきた。
それにしてもショーロにもユニットがあるなんて、日本人ミュージシャンの幅広さってすごいね。
ARIAの劇判については、全体的にショーロらしからぬゆったりした曲が多いのが印象的だった。そもそもイタリアを舞台としたアニメの劇判にブラジルの音楽を起用するってものすごい攻めてると思うのだが…
This Is ショーロクラブの楽曲がARIAの劇判の多いこともあって「ショーロクラブの曲は本家ショーロをChillの要素で再解釈した独自の音楽なのかな?」と思った、しかし、他の曲を聞いてみたら本家ほどではないがアップテンポの曲もいくつかあった。Chillも勉強になることは多いが、やはりお気に入りに入った曲はアップテンポの曲が多い。
ただ、やっぱりショーロクラブとして活動するうえで本家とは異なる味付けが入っているのを感じ取れないだろうか? まあ、編成が本家より少ないからかもしれないかもしれないけど。
その他
ショーロクラブを一通り聞き終わった後、アルゴリズムがBGM系の曲を勧めてくれるようになったのでそのまま聞いていた。
こういう雰囲気の曲を即興で弾けるようになりたいね。
同文。多分コードをノリで決めているのが良くなくて、つまらないのは承知で王道進行決め打ちとかでメロディを作成するトレーニングをする必要がある。
おわりに(雑記)
今週は平日なのにすき家に行ったり、食後のデザートを買ったり、意味もなくパスタを茹でて食べたりと弛んだ平日を過ごした。相変わらず朝は起きれないため、筋トレもできない。立ちコロ100回できていたのに、今では70回も億劫になってしまった。7時起きでも筋トレ込みで割と何とかなることが分かってきたので、6時起きはあきらめても7時起きはせめてやりたいところ。
先週進捗を生んだので、今週はまったり過ごしている。SECCON Beginnersの復習を残り2問残しているので、明日やらねば。結局新曲の音採りやってそうだけど。